福島県特別支援教育振興会は、県内関係機関の連携を推進し、障がいを持つ人の教育と福祉の充実を図り、広く県民の理解と協力を得ることに努め、本県特別支援教育の振興に資することを目的に、昭和55年2月に発足しました。
例年、7月に理事会・評議委員会並びに事務局長合同会議が開催され、各支部からの活動報告および情報交換が行われています。また、主な事業としては「福島県障がい児(者)心理療法キャンプ(8月)」・「福島県特別支援学校スポーツ大会(10月)」・「福島県特別支援学校PTA連合研究大会(11月)」の後援・支援をしています。さらに毎年発行される会報により、特別支援教育に関わる情報発信および啓発活動をしています。
福島県特別支援教育振興会は福島県内5地区に組織されている特別支援教育(福島県立盲・聾・養護支援)の教育諸条件と環境、施設設備等の充実等の充実を目指す民間団体です。
その中の特別支援教育振興会いわき支部は、いわき市内の平神谷にある県立いわき養護支援、同市の平上平窪にある県立平養護支援、更に同市の平馬目にある県立聾学校平分校、及び富岡町より避難して聾学校平分校敷地内に仮校舎を置いて学習に取り組んでいる県立富岡養護支援に対する児童生徒や今教職員の皆さん方の諸活動に様々な形で支援や地域市民等に向けた啓発等情報の提供等の活動をしています。
現在、振興会の組織は、市内3校(いわき養護・平養護・聾平分校)の一般個人会員は、約35名、企業等の支援会員が、約30社、3校保護者・約175名、3校の教職員等・260名の計約500名の個人・企業等の団体会員で組織されています。その活動目標・具体的な活動・事業は、学校の適正配置の実現、教育機器の整備充実、教職員の専門性の向上、地域社会に向けた就学啓発活動の4点と共に、支部独自のものとして支部会報の発行、会員一人一人の自発的な啓発活動、各団体への協賛の働きかけ、児童生徒を励ますための助成事業、更に調査・研究・諸連携を展開しており、それらの活動を通して地域・市民からの認知度の向上を図り、支援・協賛の輪を広げていくことを狙いとしています。その地道な活動は、設立以来30年間にわたっております。
それらのこれまでの振興会活動が内部的な流れで運営・対処されてきたのではないかとの反省が、このたびの東日本大震災で大きな課題となってきました。
地域の市民の皆さん、いろいろな民間活動組織、各界・各層の多様な人々に市内3+1校の4校の子供達の成長発達、学習成果の発表、必要な応援・支援のお願い等、振興会側からの情報等の提供と地域の皆さん方からの情報や要請・疑問等へ投げかけ等、相互の交流が不可欠と考え、遅ればせながらもこのたび
振興会ホームページを開設したところです。
ホームページご利用の皆さんがには、ぜひこのホームページをご一読・ご確認していただき、特別支援学校で今何が行われ、どうしようとしているのか、何か力をかすような事はないのか等お考えいただきなら、ご意見・ご要望もお寄せいただければ大変うれしく思います。振興会としてもホームページの内容等の充実を図りながら地域の皆さんの負託にお応えしていきたいと考えております。
どうかよろしくお願いします!
福島県特別支援教育振興会いわき支部長 大谷 明